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ポリフェノール2倍になる4つのこだわり



彩香提携茶園で徹底管理
濃黒烏龍茶の茶畑
健欧は360度茶畑だらけ


栄養タップリの土壌
赤土の中からは岩や化石がたくさん出ます。


最高の茶畑・辰山
標高1800m最高の茶畑「辰山(たつざん)」


濃黒烏龍茶専用茶園
辰山の濃黒烏龍茶専用茶園


濃黒烏龍茶 』の産地は、中国1水仙の生産量が多い建欧(けんおう)!

濃黒烏龍茶 』の産地は、中国 福建省 武夷山(ぶいさん) 建欧(けんおう)です。
建欧は、烏龍茶の中で最もポリフェノールが多い、「水仙(すいせん)」という種類の烏龍茶の生産量が中国一なんです。

なんと年間生産量は9万トン!日本全国での緑茶生産量とほぼ同じぐらい!たった一つの産地なのに日本全国と同じぐらいとは・・・、凄すぎます、建甌・・・。中国はやはりでかいです。

建欧は、日本から行くと、飛行機、夜行列車、車を乗り継ぎ、2~3日かかる場所ですが、水仙の生産量がナンバーワンで、且つ、お茶の生育環境が整ったこの地にこだわりたかったのです。

この建欧の素晴らしい環境は、まずは、土壌です。
建欧は武夷山という地区に属しますが、この地の烏龍茶は岩の上に育てられる事から、岩茶と言われ、他の烏龍茶では味わえないパンチのある味わいと薬効を持ったお茶が採れる地です。

建欧の土壌は100%岩というわけではありませんが、土壌の中には、大量に岩が含まれていて、茶園の土を少し掘ると、岩石が大量に出てくるんですね。この「岩石土壌」は栄養分が豊富なうえ、水捌けがよい為、茶樹は水分確保のために根を下に長く伸ばしていきます。その結果、茶樹は健康で力強い樹木に成長し、ポリフェノールが多くて、美味しいお茶を生産できるようになります。

特に根っこが強くたくましい茶樹は病気にも強く、寒さにも強いと言われます。つまり化学肥料をあまり使わずに良いお茶を生産することができるのです。
また根っこが長く伸びていると茶葉の香りが良くなることもお茶農家の人たちはよく知っているので、昔からできるだけ岩石土壌の畑を探して茶畑を広げていったんだそうです。


また、この地は、昔 海底だったため、土の中にたくさんの化石が詰まっていて、栄養分がとても豊富な赤土なんです。お茶に限らず、様々な野菜がとても美味しいと、福建省の中では評判の土地なんです。実際現地に行ったときの野菜は本当に濃厚でびっくり!炒めた野菜もスープにした野菜も素材の味が驚くほどはっきりでていたんです。お茶がおいしいのも納得です。


このように、稀な土壌の上で育つお茶ですから、ポリフェノールが豊富で、美味しいのです。


「彩香」の『 濃黒烏龍茶 』専用茶園で、ポリフェノールを倍増

当社では、2010年から、建欧の中でも、辰山(たつざん)という茶園の一区画を、『 濃黒烏龍茶 』を専用に作る、提携茶園にしています。

2009年までは、とりわけポリフェノールの多い水仙を仕入れて、『 濃黒烏龍茶 』と名付けて販売してきたわけですが、それでは満足できず、さらにポリフェノールが多く含まれる『 濃黒烏龍茶 』を作るべく、取引先から使用権利を頂き、日照、肥料など、他のお茶とは違う環境管理をしながら、お茶を育てたいと考えたんです。

しかも、『 濃黒烏龍茶 』の提携農園の一区画は、建欧の中でも、最高の場所、辰山(たつざん)の茶園なんです。

この辰山は、標高が1800mもあり、夜と昼の気温の差もあって、ポリフェノールが多くて、美味しいお茶が採れるんです!遠い、中国福建省に、彩香のお茶のために、環境を整えることができる茶園が持てるなんて、夢のようです。

しかも標高が高い農園なので初夏になっても普通の平地茶園(海抜100m~300m程度)のところよりも気温が上がらず、春のようなお茶が取れ続けます。日光は強くなりますが気温が平地よりも低いため、光合成がよくできてポリフェノール分が高くなり、かつ春茶のような爽やかさと香りを持ったお茶ができるというわけなんです。

現在、ポリフェノールをさらに増やしていくために、茶葉の肥料や日照等を変えながら、ポリフェノール量を測定し、試行錯誤を繰り返している真っ最中です。






水仙種の原料のみ使用


ポリフェノールが最も多い「水仙」の茶葉を100%使用

烏龍茶には、「鉄観音」「黄金桂」「青心烏龍茶」「四季春」「金萱」等、100以上の種類があります。その中で、最もダイエット効果が高い烏龍茶は「水仙」という品種なんです。『 濃黒烏龍茶 』の原料は100%水仙の茶葉を使用しています。

そもそも、烏龍茶ポリフェノールは、苦くて渋い成分なんですね。なので、ほとんどの烏龍茶は、香りや甘みを重視して開発されたため、比較的、烏龍茶ポリフェノールは少ないのです。それに対して「水仙」は、苦味や渋みを伴った味わいが特徴なんですね!つまり、苦味や渋みも引き出している品種なんです。

また、「水仙」の茶葉は大葉種(だいようしゅ)と呼ばれ、肉厚で葉が大きく、葉緑体も多く、光合成が盛んに行われるため、ポリフェノールを大量に生み出す事ができるんです!

もともと大葉種とは紅茶などに使われている品種で、インドのアッサム、ダージリンやスリランカのウバなども大葉種です。お茶好きの方ならお分かりの通り、どれも渋みが強い味わいのお茶ばかりでしょう?

紅茶もポリフェノールが多いので、ヨーロッパでは紅茶の研究として紅茶ポリフェノールが健康に良いことはよく知られています。紅茶以外にも大葉種のお茶があります。それは雲南省のプーアル茶です。プーアル茶といえばダイエットティーですよね。実は大葉種が健康に良いのは昔からよく知られてきたことだったのです。

水仙は福建省全域や広東省等、かなりの広範囲で生産されています。水仙は1860年に『 濃黒烏龍茶 』の産地である建欧の隣町、建陽にて見つかった品種が起源です。ですので、建欧の水仙は、本家本元の水仙だといえます。また、建欧は水仙の生産量が中国でも1番多いのです。


「水仙」の中でも、こだわった茶葉を使用

実は、コンビニで売っている黒烏龍茶も、原料の大部分は水仙を使っています。『 濃黒烏龍茶 』は、他社の黒烏龍茶よりもダントツでポリフェノールが多くなるように、原料にもこだわっています。

例えば、お茶の等級です。

水仙には10級まで等級がありますが、『 濃黒烏龍茶 』の原料は1級と2級の茶葉のみを使っています。
一方、コンビニで売られている某メーカーの黒い烏龍茶は3~4級の水仙をベースにしていると聞いています。

太陽の恵みを含んだ夏の茶葉を利用

夏場に育つ茶葉は、強い紫外線から身を守るために、ポリフェノール量が多くなります。だから、彩香ではできる限り、夏場の茶葉を利用するようにしています。

通常であれば、夏のお茶は苦みが強いため、最高級ランクの1~2級の茶葉として扱われることはありません。しかし、辰山の提携農園の茶葉であれば、夏場に摘まれた茶葉でも、1~2級のレベルのお茶ができるのです。ポリフェノールも多くて、且つ、香りや味も最上級のお茶を作っています。


肉厚で硬めの水仙の茶葉
肉厚で、硬い水仙茶葉


一般的な烏龍茶の茶葉
柔らかい一般的な烏龍茶葉(青心烏龍茶)


水仙もたくさんあるんです
水仙でも多様。試飲を重ねます



目が離せない製茶
茶葉は太陽にさらします
摘んだ茶葉は30分太陽にさらします


茶葉の状態を見ながら発酵
茶葉の状態を見ながら、少しずつ発酵


茶葉の色が変化し、ポリフェノールが増えます
茶葉の色が変化し、ポリフェノールが倍増


ポリフェノールが最大化される発酵工程を採用

通常の烏龍茶は、できるだけ、香りや味わいを引き出すように製茶します。

しかし、『 濃黒烏龍茶 』は、烏龍茶の持つポリフェノールを最大化し、かつ、苦くならないように製茶をします。
そのため、他の烏龍茶とは違い、独特の製茶方法を採用しています。

製茶の工程の中でも最も重要なのが、茶葉を発酵させる行程です。通常の烏龍茶は、巨大な発酵専用機で、まとめて発酵させます。

一気に大量の茶葉を発酵させると、ポリフェノールをうまく引き出せません。また、大量に発酵させると、一部の茶葉は発酵し過ぎてしまい、ポリフェノールが他の物質に変化してしまう危険性があるのです。

どんなに元々の茶葉がポリフェノールをたくさん含んでいても、この発酵工程で失敗したらポリフェノールは少なくなってしまいますし、香りもなくて美味しくない烏龍茶になってしまいます。

ポリフェノールたっぷりの香りがいい美味しい烏龍茶を作るためには、発酵を促しているときに茶葉から漂ってくる香りや茶葉の水分含有量を、じっくり頻繁にチェックしなければいけません。

大量生産される3級、4級の烏龍茶は一度にたくさんの原料を発酵させるため、発酵工程もそれほど手間をかけずに行われますが、彩香の『 濃黒烏龍茶 』は1級、2級クラスの高級茶ですので、その発酵には細心の注意が払われているのです。

少量ずつ、徹夜で仕上げる

濃黒烏龍茶 』は、まず、朝から午後15時位までに摘みとった茶葉を30分程、太陽の光に直接あてて、水分を乾燥させます。

その後、室内で20時~3時位まで徹夜で発酵の作業をします。室内での発行には、小さなドラム缶のような道具で、少量ずつ、発酵させます。

その日の天候や湿度、原料の茶葉の特徴をよく理解して作り方を調節します。また、発酵度合いによって茶葉が熱を持ち、温度が上がってしまうので、様子を見ながら茶葉をひっくり返したり、風通しをよくしてあげます。

もし、温度が高い状態で発酵させてしまうと、ポリフェノールが他の物質に変わってしまいますし、香りも抜けてしまいます。

そのため、発酵作業中は、常に徹夜で茶葉の様子をチェックしながら、発酵がしっかり進んでいるか、温度が高くなりすぎていないか、付きっきりで見守る必要があります。

太陽の恵みをたっぷり含んだ夏の茶葉で作る1~2級の烏龍茶

彩香の『 濃黒烏龍茶 』は1~2級クラスの高級な烏龍茶ですので、その茶摘みの季節も重要です。

通常、1~2級のお茶は春の新茶シーズンに摘まれるものがほとんどです。
しかし、それでは太陽の光が強い夏のお茶のような高ポリフェノールのお茶は作れません。

そのため、彩香の『 濃黒烏龍茶 』は「夏」の1~2級の茶葉を特別に作ってもらっています。

夏の茶葉は一般的に3級、4級の茶葉になることが多いのですが、それは平地の茶園や、標高の低い茶園で取れるお茶です。

彩香は夏でも春茶と同じような香りを持った品質の良い原料を確保するために、標高の高い茶園の一部を契約農園としてその原料を使用しているので、1級、2級クラスの夏茶が確保できるのです。

とはいえ、夏は天候が変わりやすく、急に雨が降ってくることも多いのです。
実は、雨が降るとお茶を摘むことができないのです。

雨が降って濡れてしまった茶葉では水分が多すぎて、良い状態の発酵管理ができなくなってしまうためです。
3~4級クラスのお茶でしたらそれほどの品質は求められないので、少しぐらい小雨が降っていても茶摘みをしてしまいますが、1~2級のお茶となるとそうはいきません。

天気の良い日を待ち、茶園まで山道を登り、高ポリフェノールの夏の茶葉を摘み取る作業は行き帰りだけでも数時間かかります。それでも良い品質のお茶を作るためには妥協することはできません。

真夏の炎天下、強烈な太陽の下で元気に育った茶葉のみを使用しているからこそ、彩香の『 濃黒烏龍茶 』はポリフェノールがたくさん入っているのです。



茶葉への愛情直火焙煎


ポリフェノールを守り、味わいをまろやかにする焙煎を採用

製茶の最後は、茶葉が長期保存に耐えうる様に、焙煎をします。この焙煎の工程では、ポリフェノールが壊れないように注意します。

また、『 濃黒烏龍茶 』は、原料の水仙、夏場の茶葉、中でもポリフェノールが多い原料・・・等、わざと苦味の強い烏龍茶を選んでいます。なぜかというと、烏龍茶ポリフェノール自体が苦味成分なんです。

「良薬口に苦し」というわけですが、できるだけ苦味を抑え、香りがよくて、味わいがよくなるように、この焙煎の工程を工夫しています。


薪で焙煎をする!?

通常、烏龍茶の工場では、近代化され、効率のよいガスや電気を使った、大きな焙煎機を使います。
大量の茶葉を短時間で安価に作り上げることができるのですが、高温で仕上げるため、香りが飛んでしまい、苦味が生まれ、烏龍茶ポリフェノールの成分が焼かれて少なくなってしまいます。

そのため、彩香では、ひと昔前の100年以上の歴史を持つ伝統的な製法で焙煎しています。まるで昔のマンガの銭湯の様に、手作業で火に薪をくべて火を作り、茶葉を焙煎するのです。 

最近ではお茶の工場も近代化されて、効率のよいガスや電気を使った焙煎機が増えていますが、やはり味わいなどでは効率が悪くても丁寧に仕上げる伝統製法のほうがダントツでレベルが高いのです。

北欧の薪ストーブのように、自然で優しい低温の火で焙煎するから  ポリフェノールが壊れないのです。
また、薪火を利用することにより、薪の直火焙煎ならではの香りが出て、濃厚で後味が甘いに仕上がります。

工場は、薪の煙で充満しますが、自然と茶葉は、燻製の香りも着いて、奥深い香りになります。

こうやって、薪で焙煎するのは、とても手間暇がかかります。釜の火の様子をそばで常にチェックしていなければいけません。彩香の『 濃黒烏龍茶 』は真夏に作っていますので釜のそばはまさにサウナ状態!!

それでもポリフェノールたっぷりの美味しいお茶を作るためには妥協しない、そんな職人のこだわりで仕上げられているのです。


焙煎機
通常の烏龍茶は巨大な焙煎機で仕上げる


薪で丁寧に焙煎
ポリフェノールが壊れないよう、薪で焙煎


ずっと手が離せません。
ずっと手が離せません


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